人工知性を作りたい

私が日々、挑戦したことや学んだことなどを紹介していく雑記ブログです。 (新しいAI技術HTM, 専門の音声信号処理, 趣味のアニメ等も書いてます。)

「映画大好きポンポさん」とある日本人の感想・レビュー

 

友人に紹介されて見た映画で、学ぶこと心に残ることが多かったので自分が感じた感情を書き記します。

 

仕事:組み込みアンドロイドエンジニア

趣味:ものづくり

  (ソフトウェア、3Dオブジェクト、動画、歌ってみた等そのとき興味を持っているもの(頻繁に3ヶ月ぐらいで変わります))

 

感想・レビュー

  • 場面変換の種類が多く勉強になる
  • 話してる時間速度とは異なる窓からの木の影が動いている表現
  • 映画を通して自分をみる。重ねる。共感する。
  • みんなが意見を出せるチーム
  • 自分の思いもカットする勇気
  • 結局は何を伝えたいかになってくるのかなぁー?
  • 目が死んでいる人は俯瞰的に見ることが出来、自分の世界に深く入り込める
  • 72時間を90分にまとめる 

 

・場面変換の種類が多く勉強になる

 この映画では場面転換が数多くあります。撮影現場絵の移動を現在地→スマホの録画映像(ポンポさん+撮影現場)→撮影現場+撮影者の引きの映像で表現していたり、ドーナツの穴や2キャラがそれぞれの時間軸でリンクした動きをしているところで切り替えたりなど様々な手法が使われており勉強になりました。実際細かな部分は覚えてないので本気で学ぶなら円盤をかって何回も見直したい教科書的な一面もある映像作品かなと思いました。

 (自分は一般人ですし、他の映画と比較したわけではありませんが)


・話してる時間速度とは異なる窓からの木の影が動いている表現

 リアルでは動かないものが動いていることによって話し手の心情の動きなどを表現している?(少し圧迫感?切迫感?=緊張感を感じた)

 

・映画を通して自分をみる。重ねる。共感する。

 これはSNSなどの発信をする際に私が勉強してきたことと通ずるものがあります。発信に置いては過去の自分に対して発信することで自分と同じ境遇の人には共感または理解してもらえるという考え方です。
 私ももう一度、自分に似た境遇の人の希望になりたいと改めて思いました。


・みんなが意見を出せるチーム

 撮影現場でベテランの方が率先して意見を出しつつもみんなの意見を求めるという行動をしており、実際に撮影を進める中で誰かのアイデアから他の人の意見が次々と上がっていきいいチームだなと感じました。

 

・自分の思いもカットする勇気

 最高の絵でも目的と違えば切り捨てる。

 これは、私がものづくりをしているなかでなかなか出来ないことです・

 やはり時間をかけて作ったものや閃いた!と思ったものは愛着をもってしまい、それを中心にものづくりを考えてしまいます。しかし本質・目的をはっきりとさせるためにも自分の思いを排除して俯瞰的に見直す時間や自分ひとりでは難しいので友人等に客観的に見てもらわないといけないのだなと感じました。

 一人で突き進む場合はいろんな方の作品をみて客観的に自分の作品を見直すことも出来るかと思いました

 

・結局は何を伝えたいかになってくるのかなぁー?

 映画から学ぶことが多いですが、すぐに出来ることとして今作っている作品で何を伝えたいのかを考えたいです。

 私は今の技術を使えばアニメの中のような世界ににここまで近づけるんだよということを伝えたかったんだと思い出しました。

 

・目が死んでいる人は俯瞰的に見ることが出来、自分の世界に深く入り込める

 帰ってから改めてポンポさんについて調べるとこんな言葉がありました。

 

「満たされた人間っていうのは、満たされているが故にモノの考え方が浅くなるの。だって、深く考えなくても今 幸せだから。」

幸福は創造の敵

「現実から逃げた人間は自分の中に自分だけの世界を作る まさに創造的精神活動!」

 

 満たられた人間、満たされていない人間という部分は正しいかわかりませんが、少なくとも一人でいる時間が長く、自分の中で妄想にふけっている私の中には自分だけの世界がある気がします。

 なんとなくですが、満たされているという部分は自分の周りにいる人の考え方で満たされているということで、日本人に多い雰囲気に合わせると言うことな気がします。周りの考え方に合わせすぎて自分で考えることをやめること(つまり自分で考える努力をしなくて良い、責任がないので幸せ)で考えが浅くなるのかなと思いました。

 

・72時間を90分にまとめる

 カットと、繋げの重要さ。

 一度動画編集を行ったことがあり、その時は30分の動画を切ってつなげるだけで3時間ぐらいかかり、その時はすごくしんどいと感じました。

 しかし、映画を編集している方や今でいうとYoutuberの方はそれを平常で行っていると考えると頭が上がりません。